培広庵コレクション 〜サン・オークス倉敷〜
まだ暑さの残る10月、岡山県の西の端に位置する笠岡市まで車で約1時間。車窓からの海の景色を眺めながら芸術の秋を求めて笠岡市立竹喬美術館へ行ってきました。
今回は日本画による美人画ばかり79点の女性表現に的を絞った展覧会です。身体を描くというよりも着物をただならぬ情熱をもって全身を描いているそれぞれ。師弟関係に見る技術、こだわりの継承。
「この人のお弟子さんだから少し感じが似てるわ」と繋がってみることを楽しそうに教えてくださいました。 顔の描き分け、着物の質感、模様の表現、髪の毛の魅力。同じ女性を描く共通の表現が並ぶからこそ、細部の違いが際だち飽きが来ないのかもしれません。
ゆったりと落ち着いた雰囲気の笠岡市立竹喬美術館での観賞会の後は海の幸を求めて一路、笠岡諸島神島へ。瀬戸内ならでは活きのよいお刺身に舌鼓をうち、大満足の小旅行となりました。