敬老会 〜サン・オークス倉敷〜
サン・オークス倉敷四大祭りの一つ「敬老会」が今年も粛々と行われました。喜寿、傘寿、米寿、卒寿の方々と最年長の方がたに、これからの健康と長寿を願いきい念品をお渡ししました。
表彰者を代表し奥田様からお礼の言葉をいただきました。
とても心に沁みるお話をいただきましたので抜粋して謝辞をご紹介いたします。
「お年寄りが敬われる、これが敬老ですがなぜお年寄りは敬われるのでしょうか。私達は毎日夜になると床に入り眠って朝が来れば起きます。一昨日も昨日もそうでしたし今日も明日もそうでしょう。毎日が平々凡々と過ぎてゆくようですが、実は決してそうではありません。今朝の太陽は昨日とは違います。今日の花は昨日は咲いていなかったかもしれません。今日は昨日より少し涼しくなっているかもしれません。そうなんです。私たちは生まれてこの方誰もが踏み入れたことのない新しい世界の扉を毎朝一回づつ開けているのです。この施設にはすでにその扉を2万回以上開けた方がおられます。3万回を超えた方もおられます。あと365回あけたら36500回になる方は「白寿」として尊敬されるのです。誰もが到達したことのない未知の世界を毎日毎日切り開いて行くがゆえにお年よりは敬われるのです。これが敬老の真の意味ではないでしょうか。しかしながら何万回も重い扉を開いてゆくのですから、時には扉に指を挟んで怪我をすることもあるでしょう、転んで骨折することもあるでしょう、毎日の事ですから筋肉痛になり肩や腰や膝に痛みが残ることもあるでしょう。
事務所のみなさん、介護士・看護師のみなさん、メンテナンスやお掃除のみなさん、とりわけ重い扉を開けるための体力作りに欠かせない食事を準備していただいている食堂のみなさん、これらすべての方々の手厚いご支援のおかげで私達は今日まで扉を開くことが出来ました。深く々々感謝いたします。私たちはこれからも毎日扉を開けてゆきます。しかし、何万回も扉を開けてきた私たちは結構疲れています。私たちが安全に怪我をすることなく一日でも多く毎朝の扉を開ける事が出来ますように、これまでと同様、あるいはこれまで以上の皆さんのご支援を切にお願いする次第であります。本日は有難うございました。」
次にボランティアの方々による出し物です。今年は初めてご来場いただいたフォークダンスの会「すみれ」の皆さまです。昔懐かしのメロディにのせ踊って下さいました。なんとこのすみれの創設者はサン・オークス倉敷にご入居されていたことが分かり、すみれの皆さんも「なんだか縁って本当にあるんですね。先生が創って下さった会が先生が住まわれていた施設で披露できるなんて・・・」と感慨深げに話して下さいました。
最後はスタッフによる出し物「明日があるさ」を歌いました。仕事が終わってからの踊りの練習は、本当に疲れましたがそれでも皆様の「いつもの姿とは別人で楽しかった。」「一緒にうたったよ」など笑顔で話してくれると疲れが一気に吹き飛びました!!
沢山の拍手をいただき敬老会の幕はおりました。来年も素敵な会でお祝いできますようにスタッフ一同頑張ります。