熊谷 守一~いのちを見つめて 〜サン・オークス倉敷〜
岡山県立美術館に行ってきました。空いっぱいの青空に気持ちの良い風がそよぐ秋晴れです。身の回りの動植物や風景を真摯に見つめ、生涯にわたって描き続けた画家熊谷守一の作品を見に行って来ました。
「モリカズ様式」は、はっきりとした輪郭線で縁取られた簡素な形態と色面を特徴とし、多くの人々を魅了し続けています。本展では守一が好んだ花や虫、鳥や猫などをモティーフとした作品を中心に、油彩画をはじめ、水墨画や書、素描も交えた約150点を紹介し、その豊か画業をたどります。
愛らしい親しみ深さをもちながらも新鮮さあふれる作品の数々から、多彩な「いのち」の表現を皆様も感じ取っておられました。「赤い縁取りがこの人の特徴だね」「美大の頃は印象派のような雰囲気の絵を描いてたんだね」など感想を述べられていました。