素隠居と共に五穀豊穣を祈って~両備ヘルシーケア浜町

朝までの雨は上がったものの、どんよりとした雲の合間に少しだけ青空が見えています。

今か、今かとおみこしを待っておられる方々の頬を、少し秋らしい風がそよそよと撫でて行きます。

「きた!」「音が聞こえる!」素隠居を先頭に大人神輿がやってきました。担ぐ神輿ではなく「引張り」の巡行です。

明治時代以降、お祭りの交通整理を担った素隠居が、からかう子どもたちを追いかけ団扇で叩いていたことから、団扇で叩かれると賢くなる、健康に育つ、と言われるようになりました。

頭を撫でられられた方は、手を合わせておられたり、「ありがとう」と言われるなど感謝でいっぱいなご様子でした。

 

「両備ヘルシーケア浜町の五穀豊穣を願ってぇーーー!!」と大きな声と共に太鼓の音が響きわたります。

「ドン、ドン!!カッカッカッ!」。秋祭りで太鼓を叩くのは、太鼓の音がカミナリの音を再現していることから、太鼓を依り代(神霊がよりつく対象物)に降りてきた神様そのものを表しているのだそうです✨

三人の打ち手による太鼓の音は心臓に響くようで、本当にカミナリ⚡⚡のようでした。

「良い物みれたーーー✨」「あんなに近くで見れて、すごい迫力だった!」

「楽しかったー。」と、コメントをいただき秋の季節を感じていただけるイベントとなりました✨